ここでは、2022年(令和4年)のお盆休みの期間について振り返ります^^
上手く有給休暇を使うことで最大で11日間も…?!びっくりしちゃいますね。(゚Д゚;)
「お盆」とは?
まず、お盆について少しお話しをします。
「お盆」の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
諸説ありますが、サンスクリット語で「逆さ吊り」を意味する「ウラバンナ」の音写であるとする説が有名で、祖先の霊を呼び寄せ供養する行事として広く全国で行われています。
期間は通常夏の4日間にわたり、初日を盆の入り(迎え火)、最終日を盆明け(送り火)と呼びます。
お盆の時期になると、各家庭では精霊棚(しょうりょうだな。盆棚とも)にお供えをし、火を焚いて祖霊を迎え入れます。
さらに、僧侶にお経をあげてもらい(棚経)、お墓参りをしたのち、最後にまた火を焚いて祖霊を送り返します。
2022年(令和4年)のお盆休み期間はどうなる?
それでは、2022年のお盆休みの期間はどうなるのでしょうか?
○お盆休みの日程は「月遅れの盆」の期間に基づいている
毎年、新暦の8月13日(迎え火=盆の入り)から8月16日(送り火=盆明け)までの4日間を「月遅れの盆(月遅れ盆)」と呼びます。お盆そのものの日程は地域により違いがありますが、お盆休みはこの「月遅れの盆」の時期に合わせて取得するのが全国的に通例となっています。
○2022年(令和4年)のお盆休みは? 土日祝日と絡めて、お休みを長くできる方も。
2022年(令和4年)のお盆休みは、8月13日(土)から16日(火)が基本となるでしょう。ただし、祝日である「山の日」が8月11日(木)ですので、翌12日(金)をお休みにして、8月11日(木・祝)から16日(火)までの6日間をお盆休みとする企業やお店が多くなるかもしれません。
その場合、8月8日(月)から10日(水)で有給休暇を取得すれば、8月6日(土)から16日(火)までの11連休を楽しめることになります。これほどたくさん休める方はごく少数派なのかも知れませんが、何とも羨ましい限りですね。
というわけで、2022年(令和4年)のお盆休み期間は8月13日(土)から16日(火)までの4連休ですが、企業や店舗によっては8月11日(木・祝)から16日(火)までの6連休となるところも多そうです。さらに、有給休暇などを上手く使えば8月6日(土)から16日(火)まで11連休を享受することができるかも知れません。
「お盆」の期間が地域や年度により異なる理由
○地域によって異なる「お盆」の期間
前述したように、お盆休みは全国的に8月に消化されていますが、風習としての「お盆」は7月に迎える地域と8月に迎える地域、年度によっては9月に迎える地域もあります。
○3つに分かれた「お盆」の期間
元来、お盆という行事は、旧暦(太陰暦)7月15日の「中元節(ちゅうげんせつ)」の日に祝われていました。
中国から伝わり、「お中元」の由来にもなった道教の行事のひとつです。
ところが明治時代に新暦(太陽暦、グレゴリオ暦とも)が採用され、以降「お盆」の期間(の中心)は地域によって大きく3つに分かれました。
1.旧暦7月15日(旧盆)・・・沖縄地方など
2.新暦7月15日(新盆)・・・東京、横浜、静岡など
3.新暦8月15日(月遅れの盆)・・・その他の地域
2022年(令和4年)のお盆期間-新暦7月(新盆)にお盆を迎える地域の場合
新暦の7月(新盆)にお盆を迎える地域もあります。代表的なところでは東京や横浜、静岡などが挙げられます。
日程は毎年7月13日(迎え火=盆の入り)から7月16日(送り火=盆明け)までと決まっており、下記の通り【新暦7月(新盆)にお盆を迎える地域における、2022年(令和4年)のお盆期間は7月13日(水)から7月16日(土)】です。
7月13日(水) 迎え火(盆の入り)
7月14日(木) 中日
7月16日(土) 送り火(盆明け)
帰省して、ご先祖様の霊をお迎えして供養したり、旧友との再会を温めたり、さらには、この休みを利用して家族でレジャーを楽しんだり、2022年のお盆に向けて、いろいろ計画を立ててみてもいいかもしれません。